
塗香のあたらしいかたち
塗香(ずこう)というものをご存知でしょうか。
香木や天然香原料を粉末にして調合したお香で、本来は寺社に参拝する前や写経前に手のひらに塗って身を清めるために使うものです。
しかし、当店ではこれを「和のフレグランス」としてとらえ、ご提案します。
塗香入れは、これまで丸く平べったい木製のものが主流でしたが、出来るだけ日常生活にとけこむようにペン型にしました。
胸ポケットにさしておいても、さほど違和感は感じません。
いつでもどこでもリフレッシュしたい時などに、さっと取り出してお使いください。
中に詰めるお香は、この商品のために山田松香木店※さんに特別に調合をお願いしました。白檀を基調としたものですので、和の香りがお好きな方には安心しておすすめできます。
・「甘の香り」・・・白檀、桂皮、安息香、他
→少し甘さが感じられます。人、場所、時を選びません。
・「爽の香り」・・・白檀、桂皮、丁子、他
→若干スパイシーさを出しています。気温が高い時や、特に男性におすすめです。
※「山田松香木店」
江戸明和〜寛政年間創業。京都御所の西で、長きにわたり香木・芳香性薬種(香原料)を中心とする
香木業を営んでいる京の老舗。
【お香の詰め方】
購入時にはペンにお香は詰められておりません。以下の手順で付属のお香を本体にお詰めいただきご使用ください。
(商品パッケージにも同様の説明が記載されています)
1.ノズルを外し、付属のろうとをセットする。
2.お香をろうとに沿わせてボトルに入れる。(約7g入ります)
3.ノズルとキャップをしっかり締める。
【使い方】
1.キャップを上に向け、まっすぐ外す。
※下に向けて外すとお香が飛び出るので注意!
2.手のひらにお香を適量(1~2振り)振り出す。
(出にくい場合はノズルをつまんでください)
※1本(お香7g)で200回程度振り出せます。
3.手のひらをすり合わせ、両手・手首・首などに香を塗り込む。
【使用上の注意】
※顔・粘膜・傷口などの部位には使用しないでください。
※使用中身体に異常を感じた場合はすぐに使用を止め、医師に相談してください。
※お子様の手に届かないところに保管してください。
※口に含むことはお止めください。
※色の薄い洋服や着物などに擦れると色が付く場合がありますのでご注意ください。
※用途以外には使用しないでください。
【淡交社オリジナル商品】
サイズ(約):箱=縦16cm×横7×厚さ4cm、ペン=長さ13.5cm×直径1.5cm
素材:ペン本体=アルミ、ノズル・キャップ=プラスチック、お香=天然香原料(山田松香木店製)
内容:ペン×1、ろうと×1、お香14g(7g×2)
プラスチックケース入り
日本製
…◆ 担当者の声 ◆…………………………………………………………………………………
前々から、塗香は香りも良いし、香水が苦手な人にも使っていただけるのではないかと
考えていました。そこで、現代の生活で使いやすくする方法を考えてたどり着いたのが
このペン型です。ペン型ならどこにでも違和感なく持ち歩けるので、わざわざフレグ
ランスを持ち歩いている感じもしません。香りに気づいた人に、ペンケースから取り
出して、ひと振り香りのおすそ分け、なんていうのも素敵ではないでしょうか。
ちなみにペンに印刷されている漢文は「香十徳」と言って、北宋の詩人・黄庭堅が
香の効用を記したもので、日本へは一休禅師によって広められたものです。 …………………………………………………………………………………………………………